UKライブシーンで存在感を示した日本人アーティストたち
2025年は、イギリスにおいて日本人アーティストのライブ・コンサートが
これまで以上に多様な規模・ジャンルで開催された年となりました。
アリーナクラスの大規模公演から、シアター、クラブ、フェスティバルまで——
日本の音楽はロンドンを中心に、確かな存在感を示しています。
本記事では、2025年にイギリスでライブを行った日本人アーティストを中心に、
その動きと広がりをご紹介します。
アリーナ/大型会場での単独公演



米津玄師
アメリカ、ヨーロッパ、アジアの全7都市10公演のワールドツアーにて、
UKで初の単独公演を実施。ヨーロッパツアーはロンドンとパリのみという貴重な公演。
在英日本人の中でも大きく話題になる公演は即完売となりました。
- ロンドン公演:2025年3月30日(Eventim Apollo)
BABYMETAL
イギリスで特に強い支持を持つBABYMETALは、2025年もUKツアー/大型会場でのライブを実施。
O2アリーナは、日本人グループとして初の単独公演。
2025年12月19日(金)にBlu-ray & DVD『BABYMETAL – LIVE AT THE O2 ARENA』もリリースされています。
- ロンドン公演:2025年5月30日(ロンドン・O2アリーナ)
YOASOBI
UKでの初のワンマン公演を2日間開催。
ロンドン地下鉄内にもポスターが掲出され在英日本人にも話題に。
アニメ楽曲を起点にしながら、若い世代を中心に幅広い層を動員しました。
・ロンドン公演:2025年6月8・9日(OVOアリーナ・ウェンブリー)
Ado
ワールドツアー「Hibana」の一環として、「うっせぇわ」「唱」「ギラギラ」「クラクラ」「レディメイド」「MIRROR.」など、人気曲を披露。BABYMETALに続き、ロンドン・O2 Arena で単独公演を開催。
- ロンドン公演:2025年6月19日(ロンドン・O2アリーナ)
藤井風
FUJII KAZE EUROPE TOUR 2025の中でO2 Shepherds Bush EmpireにてUK公演を実施。
Instagramでロンドンを散策する投稿も「溶け込みすぎ」と話題に
- ロンドン公演:2025年7月6日・7日(O2 Shepherds Bush Empire)
ONE OK ROCK
長年にわたりUKでのツアー実績を積み重ねてきたONE OK ROCK。
2025年も最新フルアルバム『DETOX』を引っさげてヨーロッパツアーを開催!
UK公演では、エド・シーランがスペシャルゲストとしてサプライズ登場し話題に。
- ロンドン公演:2025年10月15日(The O2, London)
FLOW
アニメ『NARUTO -ナルト-』の楽曲とともに世界を巡る
「FLOW WORLD TOUR 2025 “NARUTO THE ROCK”」 ヨーロッパツアーにてUK公演を実施。
https://www.youtube.com/watch?v=iI5iH0WGjtU
ほぼローカルのお客さんで埋め尽くされたヨーロッパツアー初演の様子は
バンドオフィシャルYoutubeでも公開。
- ロンドン公演:2025年10月12日(O2 Forum Kentish Town, London)
MAN WITH A MISSION
“HOWLING ACROSS THE WORLD” UK/EU TOUR 2025がロンドン公演を皮切りにスタート。
コロナ渦以降、彼らのツアー開催は3年連続!
- ロンドン公演:2025年10月2日(O2 Shepherd’s Bush Empire, London)
細野晴臣
東アジア・東南アジアの文化を紹介するフェスティバル「ESEA Encounters」の公式プログラムとして開催。CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINも共演。チケットは瞬時にソールドアウトとなり、日本のレジェンドのロンドン公演は大いに沸きました。
ロンドン公演:2025年7月19日(サウスバンクセンター内ロイヤル・フェスティバル・ホール)
※後日開催された、細野晴臣さんバースデーDJイベント@Hackneyには
こんなに日本人が住んでいるのか!というほどロンドン在住の日本人+現地ファンが集い、
月曜日から会場はパンパンでした



他にも
- 羊文学:HYPER JAPAN出演、UK単独公演を実施
- カネコアヤノ:ロンドンを含むUKツアー8公演を開催
- 青葉市子:ヨーロッパ最大級の総合文化施設バービカンセンターで単独コンサートを開催
- Survive Said The Prophet:Download Festivalに出演
- ELLEGARDEN:イギリスのロックバンドFeederとジョイントツアー「Sonic Bridges Tour 2025」を実施
- SHE HER HER HERS:ヨーロッパツアーの一環としてUK公演を実施。全公演完売。
- The fin:SHE HER HER HERSとOslo Hackneyで2Days公演など4公演
- mayaongaku:The Shacklewell Armsでライブ開催
- きゃりーぱみゅぱみゅ:Margins United 2025 Festival出演
- Tohji :Margins United 2025 Festival出演
- 少年ナイフ:ヨーロッパ・UKツアー「Have a Knife Day Tour」を実施
- FINALBY( ) ∈Y∋(BOREDOMS) & C.O.L.O :London Contemporary Music Festival出演
とロンドンに住んでいても毎月のように様々な日本人アーティストのライブを
見ることができるほどでした。
(音楽ではないですが、大相撲ロンドン場所開催2025年も大きな話題に。
また音楽以外のイギリス2025まとめも記事にします!)
アイドルカルチャーも、ロンドンのライブシーンへ






日本のアイドルカルチャーも海外進出中です。
その象徴的な動きのひとつが、「WACK in the UK」 の定期開催です。
2023年より日本の音楽事務所 WACK がオーガナイズをする本企画では、
GANG PARADE、ASP、ExWHYZ といったグループがイギリスを訪れ、
ロンドン・カムデンThe Underworld で公演を実施し
日本の地下アイドル文化を海外に発信、2025年は初の2日間開催となりました。
まとめ
アリーナ、歴史あるホール、ライブハウス、カルチャーイベント——
会場の規模やジャンルを問わず、レジェンドから現在進行形のアーティスト、
ロック、ポップ、アイドル、インディ、実験音楽まで
日本の音楽がさまざまな形でUKの観客と出会った一年でした。
・円安&旅行ブームの影響で以前よりも日本好きなイギリス人が増えている
・アニメやK-POPブームによる東アジア文化の浸透
・様々なバックグラウンドをもつ多国籍な観客
様々な国のアーティストが毎晩ライブを行っているイギリス。
中でも極めてロンドンは、上記理由から日本人アーティストを
アツく受け入れる体制が整っています。
2025年のオリコンチャート上位に名を連ねるアーティストの中で、
実際にイギリスでライブ公演を行った例は限られています。
国内での圧倒的な人気と、海外でライブが成立する条件は必ずしも一致せず、
アニメやカルチャーとの接続、言語を越えた表現力が、
UK公演を実現する重要な要素となっています。
2026年は一体どんなアーティストがUKで話題になるのか、私たちも楽しみです!