コラム06:ツアーにおける「ライブプロダクション」って何をしてるの?

Tripleguns「コンサートの裏側の仕事をひもとく」ブログ

皆さんがアーティストのライブを見る時は、複数の都市をまわる「ツアー」で見ることが多いかと思います。
ツアーの舞台裏では、「毎回違う土地・会場で、同じクオリティのライブを成立させるという、
ものすごく繊細で大きなミッションがあります。

その中核を担うのが、ライブプロダクションという仕事。
「制作チーム」「裏側のスタッフ」という言葉を使うとなんとなくイメージが湧くかもしれません。
海外の現場ではこれらを「プロダクション」と呼んでいます。
Triplegunsのメイン業務はプロダクション業務で”国内外のアーティストツアーを滞りなく進める”ことです。

「ライブプロダクションって結局ステージの裏側でどんな事をしているの?」という
疑問を、初めての方にもわかりやすくご紹介します。


「プロダクション業務」は、ライブを“形”にする仕事

アーティストが自分の曲に合わせて「こんな演出がしたい」と考えていても、
それを実現して、全国や世界で同じクオリティにしていくには多くの準備、技術、人の力が必要です。
私たちはこの「演出」がすべて安定して提供できるように調整しています。

つまりライブプロダクションは、

  • 舞台セットや照明演出
  • 音響や映像の構成
  • 現地スタッフとの連携
  • 公演全体に関する予算管理

    など、ライブをつくる“中身”全体の設計と運用を担う制作の仕事です。

ツアーならではの難しさ:毎回違う“箱”で、同じライブを再現する

ライブツアーでは、移動するたびに会場の大きさ・形・設備が変わります

例えばこんな違い:

  • ステージの奥行きや高さ
  • 吊れる照明や映像スクリーンの数
  • 電源の容量
  • 現地チームのスキルや文化の違い
  • 機材搬入エレベーターの大きさ、駐車場の制限

これらをすべて把握し、「この会場ではどう再現するか?」を1ヶ所ずつ調整していくのが、
プロダクションチームの役割です。
バンドとスタッフさんが初めて到着する会場に来てから去るまで、
スムーズに進行できるように準備をしているのです。


Triplegunsが担うライブプロダクションの主な仕事

業務内容説明
会場設計確認会場ごとの図面確認、仕込み計画の立案
演出機材の手配映像・照明・特殊効果などを会場ごとに調整
スケジュール管理会場入りからリハ、本番、バラシまでの流れを調整
技術チームの編成日本&現地のスタッフを組み合わせて構成
トラブル対応想定外のトラブルに即対応し、進行を止めない
各都市との橋渡し移動・輸送・税関などツアー全体の設計にも関与
予算管理会場費、機材費、人件費などプロダクション全体の予算管理

現場で大切になるのは、「技術」だけではない

ライブ・コンサートにおけるプロダクションは、単にテクニカルな知識を活かす仕事ではありません。
むしろ大事なのは、チームワークと調整力、そして想いを形にする“翻訳力”です。

私たちは何十回と今回のツアーの演出内容をこなしていても、会場の人たちは初めてです。
バンド側スタッフが共通理解をしている認識を、いきなり理解しろ!というのは難しいものです。

  • アーティストの「こうしたい」を技術チームに伝える
  • 日本語で作られた演出意図を、海外スタッフに噛み砕いて説明する
  • スケジュールが押しても、冷静に全体を回す判断をする

「技術」だけでなく、その場をどう回していくか、
Triplegunsは、まさにその“まとめ役”としてツアー現場に立ちます。


最後に:ライブの“中身”をつくる職人たち

ライブの盛り上がりに合わせてステージが美しく光り輝くのも、音が狙った通りに届くのも、
すべては綿密な準備と裏方の仕事によるもの。
1秒でもずれたらファンが興ざめしたり、ライブが台無しになる可能性があるため、
制作スタッフチームのリハーサル日、本番日の緊張感といったらありません。

ライブプロダクションとは、
ステージの上で見えるすべての「空気感」をつくる仕事です。

朝が早くても、現場終わりが深夜になってもライブを楽しみにしてくれるいる皆さんのために!

Triplegunsは、ツアーという移動の連続の中でも、
初めての街でも馴染みのある大好きな場所でも、どんな場所でも
“その日だけのライブ”をベストな形で届けることを目指しています。


他にもライブの裏側を開設しています。過去ブログもどうぞご覧ください!